海洋散骨の基礎知識
<この記事でわかること>
- 海洋散骨は法律的に問題ないか
- メリットだけでなく、知っておくべき注意点
- 準備から当日までの具体的な流れと費用相場
- 当日の服装や守るべきマナー
- 散骨後の供養はどうするのか

海洋散骨は違法?法律とルールについて
海洋散骨は違法?
法律とルールについて
海洋散骨で守るべき3つのルール
海洋散骨で守るべき3つのルール
1. ご遺骨は尊厳を守るため粉末状(粉骨)にする
法律で「ご遺骨を何mm以下にしなければならない」という具体的な規定はありません。しかし、ご遺骨をそのままの形で散骨することは、第三者が見た際に事件性を疑われたり、死体遺棄罪と見なされたりする恐れがあります。そのため、故人様の尊厳を守り、社会的な配慮をする観点から、ご遺骨と分からないようきめ細やかなパウダー状にすること(粉骨)が、事実上の必須マナーとして定着しています。これは、厚生労働省のガイドラインにおいても、事業者が実施すべきこととして示されている考え方です。<散骨に関するガイドライン(厚生労働省)>
清蓮のこだわり
微細な不純物まで丁寧に取り除き、1mm以下の非常にきめ細やかなパウダー状に整えます。これを環境に優しい水溶性の専用紙袋に一つひとつお包みすることで、ご遺族の手で、風に舞うことなく穏やかに海へお還しいただけるようにしています。
陸地から一定の距離が離れた海域で行う
海水浴場や漁場、養殖場の近くは避け、人が立ち入る場所から十分に離れた海域で行う必要があります。日本のガイドラインでは具体的な距離の規定はありませんが、周囲の景観や人々の感情に配慮し、陸地からある程度の距離を確保することがマナーとされています。また、自治体によっては独自の条例で散骨可能なエリアを定めている場合もあるため、事前に確認することが重要です。
環境に配慮する
故人様が好きだったからといって、お酒やタバコ、ビニール製の造花などを海に流すことはできません。献花は花びらのみにし、お供え物は自然に還るもの少量に留めるのがマナーです。当社では、水に溶ける水溶性の袋にご遺骨を納めてお還ししています。
1. ご遺骨は尊厳を守るため粉末状(粉骨)にする
法律で「ご遺骨を何mm以下にしなければならない」という具体的な規定はありません。しかし、ご遺骨をそのままの形で散骨することは、第三者が見た際に事件性を疑われたり、死体遺棄罪と見なされたりする恐れがあります。そのため、故人様の尊厳を守り、社会的な配慮をする観点から、ご遺骨と分からないようきめ細やかなパウダー状にすること(粉骨)が、事実上の必須マナーとして定着しています。これは、厚生労働省のガイドラインにおいても、事業者が実施すべきこととして示されている考え方です。<散骨に関するガイドライン(厚生労働省)>
清蓮のこだわり
微細な不純物まで丁寧に取り除き、1mm以下の非常にきめ細やかなパウダー状に整えます。これを環境に優しい水溶性の専用紙袋に一つひとつお包みすることで、ご遺族の手で、風に舞うことなく穏やかに海へお還しいただけるようにしています。
陸地から一定の距離が離れた海域で行う
海水浴場や漁場、養殖場の近くは避け、人が立ち入る場所から十分に離れた海域で行う必要があります。日本のガイドラインでは具体的な距離の規定はありませんが、周囲の景観や人々の感情に配慮し、陸地からある程度の距離を確保することがマナーとされています。また、自治体によっては独自の条例で散骨可能なエリアを定めている場合もあるため、事前に確認することが重要です。
環境に配慮する
故人様が好きだったからといって、お酒やタバコ、ビニール製の造花などを海に流すことはできません。献花は花びらのみにし、お供え物は自然に還るもの少量に留めるのがマナーです。当社では、水に溶ける水溶性の袋にご遺骨を納めてお還ししています。
海洋散骨のメリットと注意点
海洋散骨の
メリットと注意点
メリット、デメリット(注意点)を正しく理解し、ご自身やご家族にとって最適な選択かを判断することが大切です。
メリット
・お墓が不要で費用を抑えられる
(管理費や墓石代がかからず、数十万円から可能)
・継承者が不要で将来に負担を残さない
(少子化時代に適した供養の形)
・宗教や形式にとらわれない
(無宗教の方や自由な形を望む方に最適)
・故人様の「自然に還りたい」想いを叶えられる
(広大な海が故人の眠る場所になる)
デメリット(注意点)
・一度散骨するとご遺骨は戻せない
(解決方法:手元供養として一部を残す選択肢も)
・お参りの対象が「特定の場所」ではなくなる
(手を合わせる対象が欲しいと感じる方も)
・親族の理解が得られない場合がある
(事前に十分な話し合いが必要)
・天候によって散骨日が左右される
(日程には余裕を持った計画が重要)
メリット
お墓が不要で費用を抑えられる
(管理費や墓石代がかからず、数十万円から可能)
継承者が不要で将来に負担を残さない
(少子化時代に適した供養の形)
宗教や形式にとらわれない
(無宗教の方や自由な形を望む方に最適)
故人様の「自然に還りたい」想いを叶えられる
(広大な海が故人の眠る場所になる)
デメリット(注意点)
一度散骨するとご遺骨は戻せない
(解決方法:手元供養として一部を残す選択肢も)
お参りの対象が「特定の場所」ではなくなる
(手を合わせる対象が欲しいと感じる方も)
親族の理解が得られない場合がある
(事前に十分な話し合いが必要)
天候によって散骨日が左右される
(日程には余裕を持った計画が重要)
海洋散骨の準備から当日までの流れと費用
海洋散骨の準備から
当日までの流れと費用
一般的な流れと費用の相場をご案内します
海洋散骨は、お申込みから実施まで最短3日でご案内可能ですが、日程調整や粉骨の準備を含め、1ヶ月前後を目安にされる方が多いです。一般的な流れと費用の相場をご案内します。
1, ご相談・お申込み
まずは専門業者に相談し、プランや日時の希望を伝えます。清蓮では、電話やオンラインでのご相談も承っております。
2, ご契約・ご遺骨のお預かり
プラン内容にご納得いただけたら契約を結びます。ご遺骨は、ご自宅へお引き取りに伺うか、ご郵送いただきます。その際、**「埋葬許可証(または火葬許可証)」**のコピーが必要となります。
3, ご遺骨の粉骨
お預かりしたご遺骨を、専用の機械で丁寧にパウダー状にします。ご希望により、ご遺族の立ち会いも可能です。
4, 出航・海洋散骨セレモニー
指定の日時に港へ集合し、散骨ポイントへ向かいます。船上では、黙祷、散骨、献花、お見送りなど、故人様を偲ぶセレモニーを執り行います。
5, 帰港・解散
散骨した海域を周回し、故人様にお別れを告げた後、港へ戻ります。
6, 散骨証明書の発行
後日、散骨した地点の緯度経度を記載した「散骨証明書」をご自宅へお送りします。大切な記念としてお手元に残していただけます。
1, ご相談・お申込み
まずは電話やメールで問合せ・相談し、プランや日時の希望をお伝えください。清蓮では、電話やオンラインでのご相談も承っております。
2, 予約・申込
利用したいプランや日程が決まりましたら、申込書に必要事項や希望サービスを記載して、予約申込みをします。申込書はFAXもしくはメール、郵送で当社あてにお届け下さい。
3, ご契約・ご遺骨のお預かり
プラン内容にご納得いただけたら契約を結びます。ご遺骨は、予約して来社いただく、ご自宅へお引き取りに伺う、または、ごゆうパックでお送りいただきます。その際、「埋葬許可証(または火葬許可証)」のコピーが必要となります。
4, ご遺骨の粉骨
お預かりしたご遺骨を、専用の機械で丁寧にパウダー状にします。ご希望により、ご遺族の立ち会いも可能です。尚、立会粉骨サービスは有料で承っています。
4, 出航・海洋散骨セレモニー
指定の日時に出航場所へ集合し、散骨ポイントへ向かいます。船上では、散骨、献花、お別れなど、故人様を偲ぶセレモニーを執り行います。
5, 帰港・解散
散骨した海域を周回し、故人様にお別れを告げた後、港へ戻ります。
6, 散骨証明書の発行
後日、散骨した地点の緯度経度を記載した「散骨証明書」をご自宅へお送りします。大切な記念としてお手元に残していただけます。
海洋散骨の費用相場
海洋散骨の費用相場
委託・代行散骨
スタッフがご遺族に代わり責任を持って散骨を行うプランで、遠方や船酔いが心配な方に適しています。
一般的な費用 | 33,000円~88,000円 |
---|---|
清蓮の散骨 | 33,000円~44,000円 |
合同散骨
複数のご家族で同じ船に乗り合い、費用を抑えて安心して穏やかにお別れできる合同散骨のプランです。
一般的な費用 | 110,000円~198,000円 |
---|---|
清蓮の散骨 | 121,000円~148,500円 |
プライベート散骨
ご家族だけで船を貸し切り、気兼ねなく過ごせるプライベート空間で穏やかにお別れできるプランです。
一般的な費用 | 198,000円~ |
---|---|
清蓮の散骨 | 165,000円~ |
当日の服装と持ち物・マナー
当日の服装と持ち物
マナー
海洋散骨に初めて参加される方は、服装やマナーについて不安に思われるかもしれません。故人様を気持ちよくお見送りできるよう、基本的なマナーをご紹介します。
海洋散骨に適した服装
海洋散骨には、喪服のような決まった服装はありません。「平服」でお越しください。ただし、船上は陸上と環境が異なるため、以下の点を考慮すると安心です。
- 動きやすい普段着で:乗り降りの際に足元が不安定になることもあるため、スカートよりはパンツスタイルがおすすめです。
- 靴は歩きやすいものを:ヒールは避け、スニーカーやデッキシューズなど、滑りにくく安定した靴を選びましょう。
- 羽織るものを一枚:海上は風が強く、季節によっては肌寒く感じることがあります。調整できる上着があると便利です。
持ち物リスト
必須なものは特にありません。手ぶらでお越しいただけます。献花はプランに含まれておりますのでご安心ください。
<あると便利なもの>
- 酔い止め薬(心配な方は乗船30分~1時間前に服用)
- 帽子(風で飛ばされないよう、あご紐付きがおすすめ)
- サングラス、日焼け止め
- ハンカチ、ティッシュ
海洋散骨が選ばれる理由
近年、海洋散骨を選ぶ方はますます増えています。その背景には、ライフスタイルの多様化や、供養に対する価値観の変化があります。ここでは、実際に海洋散骨を選ばれた方の代表的な理由をご紹介します。
「自然に還りたい」という故人の遺志を尊重したい
お墓の維持・管理の負担をなくしたい
宗教や慣習にとらわれず、自分たちらしい形で送りたい
経済的な負担を軽減したい
散骨後のご供養について
海に向かって手を合わせる
献花クルーズに参加する
手元供養を併用する
後悔しない海洋散骨のポイント
プロフィール
清蓮代表・眞如りえ(しんにょ りえ)
父の家系は江戸時代から続く曹洞宗の寺院で、九州や北海道などに三つの寺を親族が運営しています。
そうした環境に育ち、17年以上にわたり遺骨と供養の分野に携わってきました。2008年に「清蓮」を創業し、海洋散骨・粉骨・遺骨洗浄・墓じまいまで、遺骨に関する幅広いサービスを展開。「遺骨の専門コンシェルジュ」として、全国のご遺族から信頼をいただいています。
実績
2008年の創業以来、7,000件を超える海洋散骨を実施
20,000件以上の供養に携わり、全国対応
寺院・霊園・葬儀社からの依頼も多数
元自衛官や船長経験者など、海の専門家と連携した安全な運営
海洋散骨への想い
海洋散骨は、大切な方を自然へ還す「最期の旅立ち」です。
お客様にとっては一度きりのセレモニーだからこそ、後悔のない形でお見送りいただきたい──
清蓮では創業以来、「安心・安全・丁寧」を大切に、花とともに旅立つお別れをお手伝いしてまいりました。ご家族の心に寄り添う供養が、悲しみを癒やし、新しい一歩を踏み出す力になることを願っています。
プロフィール
清蓮代表・眞如りえ(しんにょ りえ)
父の家系は江戸時代から続く曹洞宗の寺院で、九州や北海道などに三つの寺を親族が運営しています。
そうした環境に育ち、17年以上にわたり遺骨と供養の分野に携わってきました。2008年に「清蓮」を創業し、海洋散骨・粉骨・遺骨洗浄・墓じまいまで、遺骨に関する幅広いサービスを展開。「遺骨の専門コンシェルジュ」として、全国のご遺族から信頼をいただいています。
実績
2008年の創業以来、7,000件を超える海洋散骨を実施
20,000件以上の供養に携わり、全国対応
寺院・霊園・葬儀社からの依頼も多数
元自衛官や船長経験者など、海の専門家と連携した安全な運営
海洋散骨への想い
海洋散骨は、大切な方を自然へ還す「最期の旅立ち」です。
お客様にとっては一度きりのセレモニーだからこそ、後悔のない形でお見送りいただきたい──
清蓮では創業以来、「安心・安全・丁寧」を大切に、花とともに旅立つお別れをお手伝いしてまいりました。ご家族の心に寄り添う供養が、悲しみを癒やし、新しい一歩を踏み出す力になることを願っています。
よくあるご質問
FAQ:散骨に役所の許可は必要ですか?
Answer:現在の法律では、散骨を行うための行政手続きや許可は必要ありません。ただし、自治体によっては条例で散骨が禁止されているエリアもあるため、専門業者に確認するのが安心です。
FAQ:遺骨の量はどれくらいまで散骨できますか?
Answer:遺骨の全量を散骨することも、一部のみを散骨することも可能です。残りのご遺骨は手元供養にしたり、提携寺院での永代供養をご案内することもできます。
FAQ:船酔いが心配です
Answer:清蓮の船は、揺れの少ない双胴船(カタマラン)を採用しております。また、比較的波の穏やかな東京湾での散骨も可能です。ご心配な方は、事前に酔い止め薬を服用されることをお勧めします。